教育費の準備はいくら必要？

教育費の資金準備について簡単に分かりやすく解説していきます！

子供一人2,000万円⁉

	国公立	私立
幼稚園	670,941円	1,583,748円
小学校	1,927,686円	9,592,146円
中学校	1,465,191円	4,219,299円
高　校	1,372,140円	2,909,733円
大　学	2,425,200円	4,594,177円
合　計	すべて国公立 7,861,158円	すべて私立 22,899,103円

※ 出典　文部科学省「子供の学習費調査」（平成30年度）
　　　　 　 「私立大学等の初年度学生納付金の調査」（平成30年度）
※ 小学校～高校までは「学校外活動費（塾や習い事など）」が含まれている。
大学は入学金・授業料のみ

「公立」か「私立」かによって費用は変わります。

「すべて国公立」と「すべて私立」では、1,500万円ほど差があります。

また、「幼稚園～小学校を公立、中学校～大学を私立」の場合は、
約1,400万円（14,321,836円）で、「すべて私立」とは860万円の差となります。

進学先によって必要な教育資金は大きく変わります。

大学は何学部？

私立大学の初年度の納付金は学部によって違います。
「医歯系学部」の場合は、全平均の３倍以上となっています。

私立大学	授業料	入学料	施設設備費	合計(円)
文科系学部	793,513	228,262	150,807	1,172,582
理科系学部	1,116,880	255,566	177,241	1,549,688
医歯系学部	2,867,802	1,073,083	862,493	4,803,378
その他学部	959,899	256,521	234,883	1,451,302
全 平 均	911,716	248,813	180,194	1,340,723

出典　文部科学省「私立大学等入学者に係る初年度学生納付金平均額の調査」（令和元年度）

仕送り資金

仕送り資金の平均は１年間で約９０万円です。
大学４年間で3６0万円程度かかるようです。

何年でいくら貯まる？➡18年間×12月＝216月

学資金の準備をする上で大切なことは計画的に早く行動することです！
考えすぎて何もしないと時間だけが過ぎていってしまいます。

考え方として・・・

●0歳～18歳までの間に、 18年間×12月＝216月 あります！

　１か月に１万円貯めたとしたら・・・216万円
　　　　　２万円貯めたとしたら・・・432万円

●小学校入学の時から18歳まで、12年間×12月＝144月

　１か月に１万円貯めたとしたら・・・144万円
　　　　 　２万円貯めたとしたら・・・288万円

●中学校入学の時から18歳まで、6年間×12月＝72月

　１か月に１万円貯めたとしたら・・・ 72万円
　　　　　 ２万円貯めたとしたら・・・144万円

いかに早く始めるかが大切だと思います！　

教育資金が準備できない？

奨学金

奨学金には２種類あり「給付型」と「貸与型」があります。
奨学金を受けるには申込資格、学力基準、家計基準などの条件を
クリアする必要があります。

「給付型」は、返済の必要はありませんが、条件が厳しく、
また、申し込みが多いため競争率が高いです。

「貸与型」は、有利子・無利子の選択がありそれぞれ基準があります。
また、給付型と異なり返済が必要です。

教育ローン

教育ローンも２種類あり、「国（日本政策金融公庫）」が行っているものと、
「民間の金融機関」が行っているものがあります。
大きな違いは「申込要件」と「金利」です。

　 「国（日本政策金融公庫）」 は年収が低くても申し込め、逆に高いと申し込みできません。
　　金利は低めに設定されています。

　 「民間の金融機関」 は最短翌営業日に融資が受けられ、融資スピードが速いです。
　　金利は「国の教育ローン」に比べ高く設定されているのが一般的です。

まとめ

①教育費（幼稚園～大学）
「すべて国公立」は 7,861,158円 、「すべて私立」は 22,899,103円

②大学の教育費（４年間総額）
　国立大学 … 約242万円
　私立大学 … 「全平均」は約462万円、「医歯系学部」は約1,600万円 、

③仕送資金
　「仕送資金」は約360万円

④積立期間
　18年間×12月＝216月 ⇒ 1か月に２万円貯めたとしたら…432万円

⑤教育資金の準備ができなかったら
　奨学金　　 … 給付型・貸与型があり、貸与型は無利子・有利子から選択
　教育ローン … 奨学金に比べ金利は高めだが、融資スピードは早い